「うちの子に、ずっと元気でいてほしい」
愛犬を迎えたすべての飼い主さんが、そう願っていますよね。
しかし、ペットショップに行くと、ずらりと並んだドッグフードの種類の多さに、「いったいどれを選べばいいの…?」と圧倒されてしまう方も多いのではないでしょうか。
ドッグフード選びには、最初に押さえるべき、たった一つの重要なポイントがあります。
この記事では、ドッグフード選びで最も大切な「ライフステージ(年齢)」という軸に沿って、初めて愛犬を迎える方にもわかりやすく、正しいフードの選び方を徹底解説します。
記事を読めば、もうドッグフード選びで迷うことはありません。
さっそく見ていきましょう!
なぜ、年齢に合わせたドッグフードが必要なの?

私たち人間が、赤ちゃんの時には母乳やミルク、成長期には栄養バランスの取れた食事、そして年を重ねたら胃に優しい食事を摂るように、犬も年齢によって必要とする栄養素が全く異なります。
それぞれの時期で体が必要とするものは、こんなに違うのです。
- 子犬期(パピー)
子犬期(パピー):骨や筋肉など、体を急成長させるための高タンパクな栄養が不可欠です。
また、成長に必要なカロリーを適切に摂取することも重要です。
- 成犬期(アダルト)
成長が落ち着き、健康な体を維持するための、バランスの取れた栄養が求められます。
特に、筋肉を維持するための良質なタンパク質や、皮膚や毛並みを健康に保つオメガ3・6脂肪酸が重要です。
- 高齢期(シニア)
運動量が減り、基礎代謝も低下するため、肥満予防のためのカロリーコントロールが重要です。
また、消化機能や筋肉量の維持にも配慮し、質の良いタンパク質も必要になります。
関節などをケアする成分(グルコサミン、コンドロイチンなど)も有用です。
もし、年齢に合わないフードを与え続けてしまうと、栄養不足で十分に成長できなかったり、逆に肥満になって病気の原因になったりすることも。
だからこそ、愛犬の年齢に合ったフードを選ぶことが、健康への第一歩となるのです。
迷ったときは「高品質ドッグフード5選」をチェックしてみてください。
【早見表】ライフステージ別・ドッグフード選びのポイント
愛犬が今どのステージにいるのか、そしてどんなフードを選べばよいか、わかりやすく表にまとめました。
この表を参考に、ドッグフードのパッケージをチェックしてみてくださいね。
| ライフステージ | 年齢の目安(小型犬/中・大型犬) | フード選びの最重要ポイント | 注目したい成分例 |
|---|---|---|---|
| 子犬期(パピー) | ~1歳頃 | 高タンパク・高カロリー | カルシウム, DHA |
| 成犬期(アダルト) | 1歳~7歳頃 | 栄養バランスの良さ | オメガ3&6脂肪酸, ビタミン類 |
| 高齢期(シニア) | 小型犬:8~10歳頃~ 中型犬:7~9歳頃~ 大型犬/超大型犬:6~7歳頃~ | カロリーと栄養のバランス・消化のしやすさ | グルコサミン, コンドロイチン,オメガ3脂肪酸(EPA/DHAなど), 消化しやすいタンパク質 |
『うまか』を検討している方は「うまかレビュー記事」が役立ちます。
年齢以外も!ドッグフード選びでチェックすべき3つのこと

ライフステージでドッグフードを絞り込めたら、あともう少しです。
1. 主原料(メインのタンパク源)
フードの主原料は、愛犬の好みやアレルギーに合わせて選びます。
パッケージの原材料表示の一番最初に書かれている成分が、主原料です。
- チキン:定番で、多くの犬が好む味。
- ラム(羊肉):チキンアレルギーの子におすすめされることが多い。
- 魚(サーモンなど):皮膚や毛並みの健康に良いとされる、良質な油分が豊富。
2. 粒の大きさ
体の大きさに合わない粒のフードは、食べにくかったり、丸呑みの原因になったりします。
愛犬の体のサイズに合った粒の大きさを選びましょう。
- 小型犬(チワワ、トイプードルなど)
口が小さいため、小粒タイプを選ぶのが一般的ですが、歯の状態や食べやすさを確認して選んであげましょう。
- 中・大型犬(柴犬、ゴールデンレトリバーなど)
しっかり噛める、中粒~大粒タイプが安心です。
3. フードの種類
ドッグフードには、水分量によっていくつかの種類があります。
それぞれの特徴を知っておくと便利です。
- ドライフード
最も一般的で保存がきき、価格も手頃です。完全栄養食として設計されており、栄養バランスが整っています。
- ウェットフード
缶詰やパウチタイプです。食いつきが良く、水分補給にもなります。
- セミモイスト
半生タイプです。ドライとウェットの中間の食感になります。
基本は栄養バランスの整ったドライフードを主食とし、食欲がない時などにウェットフードをトッピングしてあげるのがおすすめです。
原材料チェックは「無添加は安全か?」で解説しています。
まとめ|愛犬の「今」に合ったフードを選ぼう

最後に、今回紹介したポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 犬の健康のためには「ライフステージ(年齢)」に合ったフード選びが最も重要。
- 子犬期は「高タンパク・高カロリー」、成犬期は「栄養バランス」、シニア期は「カロリーと栄養のバランス、消化のしやすさ」を重視。
- 年齢で絞り込んだら「主原料」「粒の大きさ」「フードの種類」もチェックして、愛犬に最適な一品を見つけよう。
ドッグフードは、愛犬の体を作る、毎日の大切な贈り物です。
愛犬の「年齢」という基本をしっかり押さえて、健康な毎日をサポートしてあげてくださいね。
「じゃあ、具体的にどんなドッグフードがおすすめなの?」と思われた方は、こちらの記事でおすすめのドッグフードを詳しく解説しています。
ぜひ、合わせてご覧ください。










