愛犬と愛猫が、日向でのんびり一緒に昼寝をしている…。
そんな姿は多頭飼いの飼い主さんにとって、最高の癒やしの瞬間ですよね。
管理人「うちの子、相手のご飯ばかり食べたがる…」「食べるのが遅い子が、横取りされちゃう…」
そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、犬と猫の多頭飼いにおける「食事」の基本的なルールと、平和な食事タイムを実現するための具体的な工夫を、3つのポイントで徹底解説します。
ちょっとした工夫で、食事の時間が家族にとって穏やかで楽しいひとときに変わります。
さっそく見ていきましょう!
注意点1:食事の場所は必ず分ける


まず、最も大切なルールは「食事場所を完全に分ける」ことです。
同じ空間で横に並べて与えるのではなく、はっきりと距離を取りましょう。
犬の食事管理は「ドッグフードの選び方」が参考になります。
なぜ、場所を分ける必要があるの?
犬と猫の多頭飼いで食事の場所を分けることは単なるマナーではなく、健康と心の安定を守るための重要なルールです。
場所の分離が不可欠な理由を3点解説します。
- 1・相手のフードを食べるのを防ぐため
後述しますが、犬と猫では体に必要な栄養素が全く違います。
それぞれに合ったフードをきちんと食べてもらうことが、健康の第一歩です。
- 2・ストレスや喧嘩を防ぐため
食べるペースは、犬と猫、あるいは個体によってさまざまです。
食べるのが遅い子が、早い子に「早く食べろよ」とプレッシャーを感じたり、食べ終わった子が、まだ食べている子のフードを狙ったり…。
これがストレスや喧嘩の原因になります。
- 3・安心して食事に集中させるため
誰にも邪魔されない自分だけの空間で食事をすることで、安心してリラックスできます。
猫の食事管理は「キャットフードの選び方」をどうぞ。
具体的な「場所の分け方」アイデア
食事の場所を分ける重要性は理解できても「具体的にどうすればいい?」と迷う飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
ここでは今日から実践できる、平和な食事タイムを実現するためのアイデアを3つ紹介します。
- 1・別の部屋で与える
最もシンプルで確実な方法です。
食事の時間だけ、別の部屋で完全に分けてあげましょう。
- 2・ケージやサークルの中で与える
それぞれのケージやサークルを「自分のレストラン」として使います。
安心できるパーソナルスペースにもなります。
- 3・高低差を利用する(猫は高い場所へ)
猫は、犬が届かないキャットタワーの上や、棚の上など、高い場所で食事をするのが得意です。
猫の習性を活かした効果的な方法です。
注意点2:相手のフードを「盗み食い」させない


「ちょっとくらい、いいじゃない?」
そう思われるかもしれませんが、犬と猫がお互いのフードを食べ続けると、健康上の大きなリスクがあります。
犬と猫でこんなに違う「必要な栄養素」
犬は雑食寄りの肉食動物ですが、猫は完全な肉食動物です。
猫には、体内で作れない必須アミノ酸「タウリン」の摂取が必要です。
もし、相手のフードを食べ続けたら…?
相手のフードを長期間食べ続けると、栄養の不足や過剰により健康被害を引き起こすリスクがあります。
- 犬がキャットフードを食べ続けると…
キャットフードは、犬にとっては高タンパク・高脂肪・高カロリーです。
食べ続けると肥満になりやすいほか、タンパク質やリンの過剰摂取により、腎臓や肝臓に負担をかけ、尿石症(結石)の原因になる可能性があります。
- 猫がドッグフードを食べ続けると…
猫にとって、ドッグフードはタンパク質が不足しており、特に必須栄養素である「タウリン」、「ビタミンA」などが不足しがちです。
タウリン欠乏は、拡張型心筋症(心臓病)や中心性網膜変性症(失明)などの深刻な事態に繋がる危険性があります。
「盗み食い」を防ぐための3つの工夫
犬と猫の盗み食いを防ぐには、見守り・食器の片付け・置き餌の禁止が重要です。
以下の3つの工夫を実践し、健康を守りましょう。
- 食事の時間は飼い主が必ずそばで見守る
- 食べ終わった子の食器はすぐに片付ける
- いつでも食べられる「置き餌」は多頭飼いの場合は避けるのが無難
注意点3:食事の時間は、できるだけ同じにする


食事の場所と内容はしっかり分けつつも、時間はできるだけ同じにしてあげるのがおすすめです。
なぜ、同じ時間が良いの?
食事の「時間」をできる限り合わせると、多頭飼いのメリットを最大限に活かせます。
この工夫が犬と猫、飼い主さんにもたらす良い影響を見ていきましょう。
- 生活リズムが整う
毎日決まった時間に食事をすることで、消化器官の働きも安定し、健康的な生活リズムが生まれます。
- 不満やストレスを減らす
一方だけが先にご飯をもらって、もう一方が待たされる、という状況は「なんで僕だけまだなの?」という不満やストレスの原因になります。
「ご飯の時間は、みんな一緒」と覚えてもらいましょう。
- 飼い主の管理が楽になる
食事の時間を統一することで、飼い主さんの日々の管理が簡単になり、ペットの健康管理もしやすくなります。
「〇〇ちゃんのご飯、あげたっけ?」などの、うっかり忘れの防止にも繋がります。
シニア期を迎えた子には「シニア犬・猫の暮らし方」も役立ちます。
まとめ|少しの工夫で、食事の時間はもっとハッピーに


最後に、この記事のポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 場所を分ける
別の部屋や高低差を利用して、それぞれが安心して食べられる環境を作ろう
- 盗み食いさせない
犬と猫では必要な栄養が全く違う。健康のために必ず見守ってあげよう
- 時間は同じにする
みんな一緒の食事タイムで、ストレスなく健康的な生活リズムを築こう
犬と猫の多頭飼いは大変なこともありますが、それ以上に大きな喜びと癒やしを与えてくれます。
ほんの少しのルールと工夫で、毎日の食事の時間を家族みんなにとって穏やかで幸せな時間に変えていきましょう。







